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Sacred world,  Our great spirit from ancient time

 Boso,Hitachi

東国とヤマトの接点

 房総半島の沖合の海底では、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートの三つのプレートがぶつかり合っており、その結果、房総半島では、激しい隆起や褶曲、侵食などの痕跡が地上に地層として露出している。

 房総半島は、世界的にも稀な激しい地殻変動が現在進行形で起こっている場所である。

 7世紀、日本で律令制が整えられていく段階の時期に、8箇所の神郡が定められた。一郡全体を特定の神社の所領・神域とし、郡からの収入は、その神社の修理・祭祀費用に充てられた。

 日本が一つの国として統一されていく段階において、この8箇所が、特に重要な聖域として認識されていたということになる。その8箇所は、伊勢に2箇所と、北九州の宗像大社、出雲の熊野大社、和歌山の日前神社・国懸神社以外の3箇所が、房総と常陸であり、霞ヶ浦の近くの香取神宮と茨城の鹿島神宮、房総半島南端の安房神社だった。

 そして、関東平野のどこからでも見える筑波山は、東国の神々を神話的に統合していく拠点だった

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