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神を畏れ、敬い、感謝する心をつなぐ聖地
伊勢神宮は、20年に1度の遷宮を繰り返しながら、天皇制と同じくらいの長い歳月の間、日本人に大切にされてきた。
そして、伊勢神宮は、個人的なお願いごとをする場所ではなく、神様に日頃の感謝を伝えるところである。一神教の人々にとって神は、救いと裁きの存在だが、日本人にとって神は、敬意と畏怖の対象である。神に感謝しながら、その存在を身近に感じることで自省して生きることが、日本人本来の生き方であった。近代合理主義の価値観の中で生きていると、そうした原点を忘れがちになるが、伊勢神宮には、古の信仰が脈々と受け継がれて残されていることが実感できる。
また、神を畏れ、敬い、感謝することは、過去から連綿と流れてきているものを畏れ、敬う、感謝することと同一である。
古代から日本人は、そのことを強く意識し、過去からその時代までのつながりを、改めて意識して生きることができるように、様々な秘術を尽くしている。
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