琵琶湖のめぐみと、古代の面影
近江への旅
Oumi Area
琵琶湖の湖東、近江八幡から東近江、そして栗東にかけて、裾野が広がった美しい姿の岩山が数多く点在している。
それらの山々の多くは、頂きに巨大な磐座が鎮座し、古代から聖なる山、神が宿る神体山として崇められてきた。
東近江で太郎坊宮として知られる阿賀神社が鎮座する標高350mの赤神山を中心として、約7000万年前の火山活動の名残であるカルデラが、ぐるりと環状形に広がっており、その環は、琵琶湖の湖西の比良山系や伊勢と近江のあいだに横たわる鈴鹿山脈にまで及ぶ。長い歳月を経て、花崗岩とか、マグマで焼き固められた硬い変成岩以外の柔らかいところは風化されていった。それらの山の頂上付近は、柔らかい土の層が洗い流されて岩盤が剥き出しになっており、数々の磐座がある。
古代人は、それらの磐座を神聖視した。そして、春秋など特定の日時に、麓のクニの住民たちが山に登り、一緒に食事をして、磐座のまわりで歌垣が行われた。歌垣は、若い男女が伴侶を見つけるためのもので、互いに求愛歌を掛け合いながら、機知や教養が試された。時に、老人が、若い頃の過ちなどを歌い上げ、人生はそんなに長くないのだと消極的な男女に恋することを促した。多くのカップルが誕生することが豊作につながると信じられていたのだ。
古代歌謡としての歌垣は、古事記、万葉集、風土記などに見られるが、日本の歴史上もっとも優れた小説とされる『源氏物語』の中でも、男女の重要な交流手段となっている。
*これらは、ピンホールカメラで撮影した写真です。写真の上をクリックすると、画像が大きくなり、キャプションが表示されます。
There is neither beginning nor end in the work of life, This remains unchanged in the past,the present,the future, Everything works, continually complementing, The pattern changes constantly. Life spreads all throughout nature without division, What eats others is eaten by others, The previous condition limits the later one. However life being eaten results
いのちの働きに、初めも終わりもない。 過去、現在、未来にわたって変わることもなく、 あらゆるものが、働き合い、補い合いながら連続し、 その模様は、たえず変わり続ける。 いのちは、すべてのものに分け隔てなく行き渡っているが、 食べるものと食べられるものが存在し、 前の条件が後のものを限定する。 しかし、食べられることで別の形で生きることや、 前の条件が壊れて次の土台となることもある。 時には、いのちの冒険によって、新たな生の条件が作られる。 水中から陸上へ、大地から空へ、森からサバンナへ、大陸から別の大陸へ、 新たな生の条件によって、多様なすみわけが進む。 そしてまた、互いに関係し合い、調和と安定を目指し、矛盾を生む。
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There is neither beginning nor end in the work of life, This remains unchanged in the past,the present,the future, Everything works, continually complementing, The pattern changes constantly. Life spreads all throughout nature without division, What eats others is eaten by others, The previous condition limits the later one. However life being eaten results